上腕筋のトレーニング
草野球では、上腕筋を鍛えることで、ピッチャーは腕の振りが強くなって球速がアップし、バッターはインパクトの押し出し力が強くなって飛距離をアップさせることができます。野手は遠投が伸びて送球が力強くなります。
上腕筋二頭筋は曲げる力で、三頭筋は伸ばす力がつくので、野球だと三頭筋をしっかり鍛えた方がいいです。投げる、打つ動作のどちらも内側から外側への動きだからです。ただし、この2つの筋肉はセットで動いているので、両方バランスよくトレーニングする必要があります。
二頭筋は曲げる動作をして鍛えます。ダンベルやバーベルを体の反動を使わずにひざ下から持ち上げる動作を行います。肘を動かさないで可動範囲をしっかり使って上げきる、下げきる動作を意識します。
三頭筋は、肘から先に伸ばすことで鍛えることができます。ダンベルを肘が前に出ないように頭の真上まで上げます。疲れてくると肘が曲がって前に出てしまいますが、ここを我慢してやるとトレーニングの効果がしっかり出ます。
大人の草野球で、しばらくぶりにトレーニングするという場合はいきなり頑張りすぎないようにしましょう。一気にやると肩や腰を痛めてしまうことがあるので、徐々に鍛えていくことが大切です。